トーナメント

亀山ダム#0601クランカーズ参戦期

 6月1日に行われた房総クランカーズ 亀山ダムオープン戦に参戦した際の戦略、思考などを言語化してみました。

いざ書いてみると恥ずかしい失敗の数々も、無意味ではないような気がしてくるので不思議です。

#0601クランカーズとは

 #0601クランカーズとはどういった大会なのか、一参加者である私の口から説明出来ることは少ないですが、簡単に言うと房総ダムの中でも屈指のハイプレッシャーフィールドである亀山ダムをハードベイト、その中でも

「クランクベイトのみで攻略してやろうじゃないか」

 そして

「浮くからにはなるべく綺麗にしてから帰るべし、ゴミも拾いましょう」

といったとても素敵で燃える内容の大会となっております。

 詳しくはTwitterの公式アカウント等をご覧なって頂くのが良いかなと思います。


 

作戦の立案

スケジュールの都合で、プラ無しぶっつけ本番で臨むこととなり、湖の状態が分かりません。

そうなると道具が増えがちに…

ですが

「ブレると釣れない」を信条とする私としては持ち込むタックル数を極力減らしたいところ。

ですので、ある程度釣り方を絞っての【決め打ち】を敢行、プランを以下の2通り4パターンに絞り込みました。


①濁りありー①‘活性(高)→普通に巻く                                                                               ①‘‘活性(低)→ボリュームのあるもので中層をスローに

②濁りなしー②‘活性(高)→タイトで弱いものを全速力で巻く                                                     ②‘‘活性(低)→リアルなものを水面で放置


 

それぞれの中身ですが

①’濁りがある状態で、ベイトを積極的に追っていれば小細工は不要、 好きなクランクを巻きまくるべし。

①”普通に巻くと追い切れない状態の魚をスローに誘うべく、 最早1周回ってド定番のTDハイパークランクを用意、沖目にある立木等の縦ストを狙う。

②’濁りの薄い状態でフィーディングするバスは非常にセレクティブなため、ルアーと見切らせないために、およそ人間に可能な全力の域でルアーを巻く。この際ワイドな動きのモデルを使うと泳ぎが破綻したり体を故障したりする()

②”想定しうる最悪の事態のため、横に引いて誘うというクランクのアイデンティティを捨てる。イメージはハードな虫ルアーやポッパーといったところ。聞いただけでタフに強そうでしょう?

といったところで、濁りの有無をベースにここまで絞り込むと、専用のタックルが必要なのは①‘‘のみ、残り全ては1タックルで補完可能、結果的にタックル2セット、ルアー7個という極めてシンプルな荷物が完成しました。


当日の動き

 天気予報は1日晴れの微風、

 まず、桟橋から水の色を確認。

「ふむ…なんと綺麗な水でしょう()」

 自身のボートの下にサスペンドするデカバスが丸見え、この時点で頭の中のプラン①シリーズをまるっと切り捨てました。

 最近まとまった雨もなく、上流にも濁りは期待できません。

                                (Google mapより)

 次に考えたのはどの筋の上流に向かうか、スタートがのむらボートからなら、迷うことなくで囲った小櫃川方面に向かいたいところですが、恐らく多くの選手が距離的なアドバンテージを求めてそちらに向かうと読んだ私はあえて逆を張り、本湖/笹川方面を目指すことに。

 理由は、ハードベイトの釣りは基本的に同エリアの魚をシェアするのがソフトルアーより難しいということ、例えばハードルアーのみで同等の面積に対し、100匹の魚を40人でシェアするよりも、50匹の魚を20人でシェアする方がキャッチ出来る確率が高い、

 つまり魚自体の絶対数は少なくても、人の少ないエリアの方がクランクベイト向きと判断したためです。

 加えて、そもそも何故上流を目指すのか?これにもしっかりとした理由があります。

 端的に言えば、これもキャッチ率を高めるのが目的です。②‘パターンの魚を狙うのが前提になりますが、本湖や桟橋の前でも時折ボイルはあります。しかしこれらのフィーディングはあくまで神出鬼没、どこで起こるのかが予想できません。

 これに対し、目視可能な流れがあればベイトの溜まる場所がある程度絞り込めるため、必然的にボイルが起こる場所を予想し待ち構えることが出来ます。

 

 フライト直後は真っ先に笹川を目指しましたが、何艇か早い船に抜かされしまったので、急遽左に舵を切り押切沢

                                                                                                                                (Google mapより)

 この判断も上記のシェア率論から判断し、これが功を奏しました。

 一番乗りで最上流手前(※途中にあるロープより先の最上流までは進入出来ないのでご注意を)まで登り切るとオイカワを岩盤に追い込むスクールに遭遇、押切沢にしては期待以上の規模の群れでした。

 そして予定通りプラン②’発動…

何度目のチャンスに待望の1匹目

イチカワ/RCフラットシャッドの高速巻きへの深いバイトに魚のやる気を感じます。

 そして思い描いた通りの展開に、不遜にも「これは貰ったわ…」とぬかす始末。

 

 しかしそうは問屋が卸さない。

 スタートダッシュを成功させた私を待ち受けていたのは…チェイス地獄

 その後のボイルも1本目同じようにアプローチするとボート際までルアーを追いかけて来るorキスバイトをして一瞬でさようなら…チャンスを活かし切れず、すっかり日も高くなった頃に笹川へ向かい、期待外れの流れの無さに動揺したままプラン②”を試すも、こちらもキスバイトのみでファイトまで持ち込めず、朝の1本のみで帰着となりました。

                                                                                                                              (Google mapより)


総括

 今回は評価出来る点と反省点とが半々くらいの試合だったと認識しており(自分に甘いタイプ)

 まず、プラ無しでの決め打ちの割には良く湖の状態を予測出来ていた点、その上で全体のウェイイン率が約1/3だった点を考慮すれば「釣れ釣れ」状態ではない中でよくぞ魚を釣ってきた、11位は上出来と言える(のか?)

 と思う反面、目視可能な流れを求めていた割に笹川を選んだという致命的なミスは弁明の余地無しです。

 これは亀山ダムに対する私の理解度の浅さから来るミスで、笹川筋の流量は、上流に位置する片倉ダムの放水量に依存していることを完全に失念していました。

 まとまった雨もないタイミングでは、流れなど期待出来ない筋であることがそもそも思考の材料から外れていたことは……お恥ずかしい限りです。(消えたい)

 笹川ではなく小櫃方面を攻めてさえいれば…等という甘いタラレバはバス釣りにおいては御法度、イメージ通りに釣れて最高に気持ちいいのがバス釣りなら、思い通りにならず歯痒い思いをするのもまたバス釣り、そしてトーナメントの醍醐味であることを再認識た釣行となりました。

 そして試合の後のお楽しみ、表彰式での有難いお話をご拝聴した後には豪華協賛の雨あられ、大抽選会を堪能し、帰路に着いたのでした。

                                        (ポルンガ山ほどもらっちゃいました!笑)

 運営並びに選手の皆々様には改めて御礼申し上げます、楽しかったです。どうもありがとうございました!


使用タックル

写真上:プラン①‘②‘②‘‘用 TAPER&SHAPE GMMRC-63MLB

STEEZ SVTW 1016SVH +KTF KAHEN

FC SNIPER 12LB

写真下:プラン①‘‘用 BLACK LABEL+ 661MRB-G

TATULA SVTW 103H

FC SNIPER 10LB

メインで使用したのは②‘用 イチカワ/RCフラットシャッド

②‘‘用 OSP/HPFクランク


おまけ

 笹川筋の上流に登る際、どうしても両岸のヘラ師の間を通らなければならなかったので

「すみません間を通らせて下さーい」

 とお願いすると

「どーぞー♪」

 と快く通して下さいました。

 その時1人のおじさんに「魚探付いてる?ヘラの層どれくらいだい?」

 と聞かれたので魚探がけしてみると、水深8メートルの4.5~5mのレンジに固まっている様子。そのまま伝えて上流へ、帰り際に「また通らせて下さ〜い」とお願いすると「兄ちゃんのおかげで浮きが動く動く!」「結構追加したぜ!」と思わず笑顔になっちゃうお言葉を頂きました笑

 

「ドンピシャだよ!プロレベルだな〜!!」

 

「いやいや〜それほどでも〜……あります♡」